
スイーツせんべい(檸檬・抹茶・蜜柑・藍苺)
明治の初めより、東海道五十三次藤枝宿にてお煎餅を売って150年あまりの老舗煎餅屋「おたけせんべい本舗」(以下、おたけせんべい)。現在も、今では商店街となっている同地にお店を構えています。 おたけせんべいの象徴ともいえるのが、5枚の花弁をもつ梅の花の形を模した「おたけせんべい」です。原料には国産米を100%使用し、お米を粉にしてこね、型に取り素焼きしています。さくっ、ふわっとした食感に、ほんのりと甘く、お米の旨みを感じる素朴なおいしさのお煎餅です。 その始まりは、初代の天野たけさんが、藤枝宿に咲く梅に見惚れ、その花をかたどったお煎餅を焼いて旅人たちに振る舞ったことでした。以来、地元の方に愛され続け、「藤枝土産といえば、おたけせんべい」と言われる銘菓になりました。 なお、おたけせんべいの「おたけ」とは、天野たけさんの名前からとったそうでうす。昔は女性の名前の前に「お」を付けて呼ぶ習慣があり、「たけ」さんなので「おたけ」になったのですね。