鱒財缶

フード

富士山の湧水と 地元の人たちの愛情からできた  鱒財缶

ぷりっぷりに引き締まった富士山にじますのオリーブオイル漬け(バジル風味)
DHAとEPAたっぷりのニジマスの缶詰

 富士宮の緑豊かな水源のある事業所で、柿島養鱒場(柿島養鱒株式会社)二代目の岩本いづみさんと初めてお会いしたのは2015年の夏。木の葉の隙間から射す太陽の日差しがとってもきれいだったのを覚えています。
「ここがこの事業所の水源なんですよ」と案内してくださった場所は、とても幻想的な滝でした。人の手が限りなく加わっていない自然の中、こんこんと湧き出る湧水が柿島養鱒場の魚たちの命の源です。

●創業40年余、柿島養鱒のはじまり

富士宮事業所の源流

 昭和48年、伊豆市(旧中伊豆町)ニジマスの養殖からスタートしました。現在4か所の営業所を運営している柿島養鱒。創業者の柿島敬さんはいづみさんのお父様です。その始まりも聞いて驚きました。お父様が小学生の頃教科書で知ったヒメマスの養殖…それがきっかけで大人になった敬さんは、自ら池を設計し重機を動かし養鱒場を作り上げたそうです。
 私たちが取材に行かせていただいたのは富士宮事業所。自然の中の池には様々な大きさの川魚がとても気持ちよさそうに泳いでいました。そして、透き通った水の中でキラキラ光っていたのは太陽にあたったニジマスたち。川魚がこんなにもきれいなものだと、知りませんでした。この自然に限りなく近い養鱒場を守ってきた創業者の努力は並大抵のものではなかったと想像します。

●2代目を継いだのは専業主婦だった岩本いづみさん

いづみさんと富士宮営業所の従業員さんたち。貴重な出荷現場にも立ちあわせていただきました

 そんな柿島養鱒にも転機が訪れます。10年前、創業者柿島敬さんの家業を継いだのは娘のいづみさんでした。
 日大国際関係学部国際関係学科を卒業し、社会保険関係事務所に就職。その後結婚し、現在社会人になった20代の息子さんを筆頭に3人の息子さんにも恵まれ、専業主婦として生活してきました。そんないづみさんが跡を継いだ時点では、柿島養鱒は経営状態が最悪だったのです。
しかし、創業者のやっていたことも守りつついづみさん自身でも進んで販路を開拓。育てている魚のブランド化を目指し、「柿島養鱒 富士山サーモン」や「柿島養鱒 富士山にじます」・祝魚(いわな)・ベビーサーモンなどの商標登録をし、独自のブランドを確固たるものにしました。古き良きものは残し、ただしうまくいかないこだわりは捨てること・変化に寛容であることを胸にがむしゃらに動き続け、それは赤字の時点から3年で黒字にさせるほどの苦労と努力でした。
 お話を伺っているうちにわかったことは、ニジマスのことだけでなく他の魚についてもかなり勉強されていること、人脈を大事にし視野を広く持ち、遠い未来を見据えているからこそ成し得たことだと思います。
 余談ですが、いづみさんの視野の広さはどこからくるのだろうとずっと疑問に思っていました。しかしお話を伺っていて、海外単身赴任中の旦那様の存在も大きいと気づきました。いづみさんが日本にとどまらず広い視野を持っているのはこういう理由もあるのでしょう。離れていても忙しく働いていても、毎日の家族で食卓を囲む幸せを心掛けているいづみさん。そんな彼女だからこそ従業員からの信頼も厚く、いづみさん自身も従業員さんたちを信頼しています。

●柿島養鱒のこだわり、業界トップになれた理由はここにありました

花月にて。なんと贅沢なしゃぶしゃぶ!

 いづみさんの朝は魚の餌やりから始まります。朝6時から、4か所の営業所を午前中にすべてまわることも。
 ほのかな甘みもあり、頭ごと食べられるベビーサーモン(1歳のニジマス)から、2.5kgにもなる富士山サーモンまで育てています。そして3kgにもなる大物も。ここまで無事に育てるのにも年単位での時間がかかります(2.5kgだと2年半ほどかかる)そのほかにも、サクラマス・ギン鮭・そして国内でも珍しい1kgを超える大岩魚など。その年間出荷量は業界内でもトップクラスの500トン(2015年度)!海面養殖(サクラマス、ギン鮭、トラウト生産販売)や管理釣り場への活魚販売など通年出荷も可能としています。
 また、柿島養鱒の一番のこだわりは餌。健康で良い魚をつくるため創業者の代から餌の配合を考え安全な餌を自社生産しており、コストを抑えつつ安定的に良い魚を出荷しています(餌を自社生産している養殖業者はほとんどいません)
 しかし、魚を育てて出荷するだけではありません。地元を大切にしているからこそ、産学官連携にも協力したり、富士山サーモンを使った新商品の開発・地元企業だけでなく大手チェーン店の限定メニューにも使われるほどになりました。それも生産に徹する姿勢を持ちながらも、流通のことまで常に考えているいづみさんだからこそ異業種から声がかかるのです。さらに、常に進化・変化を求め受け入れる体制ができています。どこの生産業も同じことが言えますが、生産者は生産のみになりがちなので視野が狭くなってしまうのではないかと感じます。

 そして生産者ならきっと誰もが一度考えるであろう「地元で美味しく食べてもらいたい」ということ。いづみさんはこの「地元で食べてもらう」ということをとても大切にされています。
 今回の取材で紹介していただいたのは、富士宮市にある「和風料理 花月」さん。柿島養鱒のニジマスが食べることができるお店です。食べられるというだけでなく、こちらの料理長のニジマス料理への情熱があるからこそ、いづみさんがこのお店を懇意にされている理由だと感じました。この料理にはこういう状態のニジマスをつかい、この状態のニジマスに合うのはこんな料理 と、料理長自身の経験と知識を最大限に使ったニジマス料理を提供してくださいます。
 そして、皆さまご存知でしたか?この柿島養鱒のニジマスに限らず、川生まれ川育ちの魚は重金属やサナダムシなどの寄生虫の心配がない魚なので、妊娠している方やお子様にも安全でおいしく食べていただけるのです。(参考:http://www.zenmasu.com/recipe01.html)

●たまたま、が重なって誕生した「鱒財缶」

バジル風味のぎゅっと身のしまった鱒財缶。デザインは2種類。

 これまで綴ってきたのは生の魚の話。今回ご紹介したいのは缶詰です。
正直、魚の缶詰ってどれも同じだと思っていました。初めて「鱒財缶」を食べたときの衝撃は今も忘れられません。作りたてのような身の引き締まったニジマスが、黄金のコラボとも言えるオリーブオイル&バジル漬けに。そのまま食べても、ご飯にのせても、クラッカーにのせても、お酒のお供にも、和食にも洋食にも、どんな食べ方をしても美味しさが損なわれない。世の中には五万と缶詰があり私もいろんな缶詰を食べましたが、ここまで缶詰を感じさせないクオリティのものはありません。
 この「鱒財缶」、本当にいろんな人たちの「たまたま」が重なって生まれたそうです。

 釣り好きな由比缶詰所の担当者さん・ニジマス学会の会長さん・そしてそこに有機農家さんがバジルを持って現れ、立ち話になったときのことです。ここのいる人たちが力を合わせたらすごいものができるのではないかとみんなが気づきました。
「簡単に美味しく楽しくニジマスが食べられる」素材も加工技術もアイデアも、すべてが揃った偶然。それもやはり、いづみさんの「人とのつながりを大事にする」ところから生まれたものでした。
 現在、「鱒財缶」は2種類のパッケージがあり地元のお店やオンラインショップで取り扱っています。一度食べてみる価値あり!!

●地元に愛される企業・100年続く企業を目指して

透き通った広い池で悠々と泳ぐ魚たち。ここから世界へ!

 2016年の今年で創業43年、攻めの漁業・稼げる漁業をしている柿島養殖は業界内でもトップに躍り出るほどの業績を残しています。
それも、柿島養鱒で育てている魚を静岡の地元の食材として胸を張っておススメしていることも大きく影響してきています。国内でのトップシェアの今、海外からの評価も高くなってきています。
 ちょうど1年前、お話を伺ったときには海外進出も視野に入れているとおっしゃっていました。しかし、1年経った今すでにシンガポール等にも出荷しています。今年はまた別の国からもお声がかかっているそうですが、夢物語で終わらせない1歩踏み出す勇気と行動力の賜物だと思います。
地元を大切にし地元を愛し、愛情を持って魚を育てていることに誇りをもっているからこそ、静岡から日本全国・世界へニジマスたちを送り出していけるのですね。

フード

鱒財缶

  • 柿島養鱒株式会社
  • 〒419-0115 静岡県田方郡函南町新田125-1
  • 055-970-3031
  • izumi_iwamoto@kakishima-troutfarm.com
商品名 鱒財缶
内容量 90 g
原材料 ニジマス、オリーブオイル、バジル
容量・仕様 1缶
価格 税込 378 円

この商品が購入できるWEBサイト

柿島の鱒 http://www.kakishima-troutfarm.com/index.html
SasaPark(ササパーク)オンラインショップ (株式会社山中兵右衞門商店) http://item.rakuten.co.jp/sasapark/897811/

この商品を友人や大切な人におねだりすることができます!

おねだりする

おねだり機能についてはこちらをご覧ください。

ヒロインレビュー ヒロインクリエイター、ヒロインサポーターによる商品レビュー

ヒロインクリエイター紹介 この商品コーディネートに関わったヒロインクリエイター

窪野晃子

ヒロインクリエイター

フォトグラファー
窪野晃子
兼松明里

ヒロインクリエイター

取材/ライティング/ヒロインストア店長 他
兼松明里
関口真琴

ヒロインクリエイター

Webデザイナー・写真加工
関口真琴
贈り物コーディネーター店長ブログ

大切な人への贈り物を、素敵にコーディネートします。 贈り物コーディネーター
店長ブログ

商品の掲載を希望される事業者様へ

地域に眠る逸品を素敵にコーディネートします。 商品の掲載を希望される
事業者様へ

↑ページの先頭へ